僕らははてブを愛しすぎていた

はてブを愛しすぎた故に、憎悪に彩られた何方かへ。

はてブと実名報道

Yahoo!ニュースから。

headlines.yahoo.co.jp

女性自身のサイトはこっち。

jisin.jp

なんか元記事の日本語、微妙にヘンだけど、まぁいいか。

記事に登場する全国紙の社会部記者というのは、どういう立ち位置で登場させられているのかもよく分からない。

被害者の家族の方、弁護士を立てている方もいるみたいだが。

気になったコメント。

マスコミが報道しなくなったら、ネットでワケわからん情報が乱れ飛んだりしないだろうか、という懸念。普段はアレな女性自身が逆バリの正義感だしてきた理由も気になる。

「ネットでワケわからん情報が乱れ飛んだり」して被害者家族に被害が及ぶという話なのだろうか。それって実名報道があれば防げただろうという前提が成り立つのだろうか。どういう懸念なのか詳しく知りたい。

あるいは、こないだ別件で被疑者と同姓同名のひとの家に迷惑電話などが殺到したという話があったけど、そういうことを考えると、そもそも被疑者も被害者も実名報道しないほうがいいみたいな話もできるなぁ。

そういえばしんざきさんが本件について記事を執筆していたな。

mubou.seesaa.net

コメントを拾う。まずはひとつ目。このコメントの言いたいことが全然わからん。

殺人事件の被害者がみなイノセントなわけはあるまい。犯罪者が返り討ちにあって殺されるケースとかいくらでも想定できるやん。名前なかったら検証しにくいやん。原則全部公表すべきだ。

のっけから意味が分からないけど、まぁ飛ばそう。

検証というのはマスコミがするのか? 実名をゲットした個人がするのか? どっちもありうるわけか? 個人がなんでそんなことするのかよく分からん。

実名報道のメリットとかでググると「検証」というキーワードが引っかかるんだけど、これ何なのだろうか。誰が何をどういう目的で検証するんだろ。

次はこれ。

「被害者」という要素に注力しすぎてる、この記事の論調も微妙。

 このコメントもよく分からん。記事のタイトルをみれば分かる通り、しんざきさんは一貫して被害者側の実名報道を問題にしているわけで、加害者?の件は別件でしょう。まぁ、自記事へのコメントで加害者側の実名報道についてもしんざきさんは懐疑的だと立場を明らかにしているけど。

というか、このコメントの方はどちら側の意見にたってるのかも明らかでもないのかな。

ていうか。

しんざきさんは、2013年、2015年と同様の記事を起こしているのか。不倒城、13年目らしいけど、偉いなあ。こういうのが個人ブログメディアの時代ってやつの結実ですよね。

個人的な見解としては、本当にその情報が必要な方が居た場合にアクセスできるようにしておけばいいだけ、なんだろうなと思うわけで、その役割は新聞紙面だとか地上波放送といった大手メディアにはないだろう、という立場にたつ。

となると警察などに個人が問い合わせればわかる仕組みになるといい、ということなのか、その辺はよく分からんね。

法律で縛るとか、大手メディアが実名報道のメリットを感じない状況を作るとかはありなんじゃないのとも思う。裁判は起きているようだから、詳しく調べることは今はしないけど、決定的な判例とかが出れば実名報道も減るかもしれない。争点も確認してないけど。

もっと掘り下げたいけど、とりあえずここまで。

と記事をあげたと同時に、しんざきさんが新たにエントリを掲載。

mubou.seesaa.net

露骨にいえば、これって報道倫理の問題だと思うだけど、このへんの識者の問題意識ってどうなってんのかね。

(追記)

このブログをはじめてはじめてブクマでコメントを残してくださった奇特な方がいらしたので、引用したい。

検証とかは公開裁判の考えの延長とかでは。/露骨に言っても報道倫理って言ってしまう程度には倫理の範囲内に収まるのかなぁという印象。

裁判、なるほど、詳しくはないのでググった程度(Wikipedia)の知識だけど、「日本の民事訴訟法及び刑事訴訟法には、「検証」という制度がある」という説明に登場するところの概念ということだろうか。参考にさせていただきます。

「倫理の範囲内に収まるか」というか、究極的には正義などの原則に当て嵌めて議論する話では、という立ち位置です。いや、そういう議論はすでにあるはずですけど。